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【初心者必見】沼津千本浜トライアスロンのススメ【体験談】

沼津情報

お疲れ様です!おまです。

今回の記事では、沼津千本浜トライアスロンについて語っていきます。

目標は、この記事を読んだあなたに沼津千本浜トライアスロン挑戦をしてもらうことです!

トライアスロン自体、そしてその中でも沼津千本浜トライアスロンにはものすごく魅力があります。

一部だけですが挙げていきます。

◾️トライアスロン自体の魅力

  • トライアスロン完走をした達成感がすごい!
  • トライアスロンは思っているより完走が簡単(肉体的・体力的にはマラソンの方が辛い)
  • トライアスロン大会参加者のレア度が高く、一方で知名度はあるので話のネタになる
    (参加者は2022年時点で約13万人。愛好者でも37.5万人と人口の約0.3%)

◾️沼津千本浜トライアスロンの魅力

  • 沼津の大自然の魅力を体で体験できる!沼津好きにはゲキ推し!
  • 通常のトライアスロンより初心者が参加しやすい条件が揃ってる(特に沼津周辺在住者)

などなど、魅力がたくさんあります。

何より、筆者である私が2023年千本浜トライアスロンで初挑戦して感動した経験があり、みんなに勧めたいと思っております。

沼津千本浜トライアスロン完走時の感想

一方で知識がない人にとってはトライアスロンは敷居が高く感じるのではないでしょうか?(自分がそうでした)

沼津好き
沼津好き

「トライアスロンってめちゃくちゃ大変なんじゃないの?」
「沼津の自然は大好きだけど、自分には完走できなさそう」
「お金がすごくかかりそう」
「道具や技術など何がどのくらい必要かがよくわからない」

といった不安を持つ人が多いと思います。

そこでこの記事では、トライアスロン初心者・未経験者の方かつ特に沼津が大好きな方や沼津在住者に向けて、トライアスロンについての知識や、初心者が沼津千本浜トライアスロンを完走するのに必要な情報を、未経験で完走した筆者の体験談も含めて記載していきます。

ゴールは「申し込んで、完走する!」です。

それではいきましょう!

トライアスロンについて

そもそも「トライアスロンって何するんだっけ?」という人がいるかと思いますので簡単に説明します

  • スイム(水泳)、バイク(自転車)、ラン(長距離走)の3種目を、連続して行う耐久競技。
    ※マラソンより体力・精神的に楽ですが、一方で道具とそれぞれの種目について最低限のスキルが必要です(特にスイムはある程度の練習が必要)
  • 距離別の種類があります
    1. オリンピックディスタンス(OD)(基本種目。オリンピックでも採用):
      (スイム1.5km、バイク40km、ラン10km)
    2. スプリントディスタンス(SD)(ODの半分。千本浜トライアスロンはこれ):
      (スイム0.75km、バイク20km、ラン5km)
    3. ミドルディスタンス(MD)(ODの約2倍):
      (スイム2km、バイク90km、ラン20km)
    4. ロングディスタンス(LD)(MDの訳2倍、別名アイアンマン):
      (スイム3.8km、バイク180.2km、ラン42.2km)

沼津千本浜トライアスロンについて

これ以降はトライアスロンの中でも「沼津千本浜トライアスロン」に特化して説明します。

概要

  • 開催日:8月第1週の日曜日?(申し込みは4月後半から)
    ※2023年は8月6日(日)に開催
  • 時間(個人の部の一例,自分の場合)
    受付:6:00-7:20
    試泳:7:55-8:15
    スタート:8:25-
    ※制限時間:スイム -8:55, バイク -10:00, ラン -10:55
    終了: -10:55
    ※朝早いです。遠方の方は前泊の検討も必要
  • 参加人数:自分が参加した2023年の一般の部について、申し込み者は350人程度
    (うち完走者は300人程度でした。ちなみに筆者は下から50番くらいかつスイムは多分ビリです😅)

コース

スイム:750m , バイク22km , ラン:6km
(SD設定で距離はODの半分。一般的なSD 設定よりはバイクが2km, ランが1km長い)

  • スイム:千本浜の海の中
  • バイク:千本浜サイクリングロード
  • ラン:千本松原の中

※詳細は千本浜トライアスロン専用HPの「アスリートガイド」内に記載されてます

参加資格

  • 道具を揃える(詳細は後述)
  • 完走できる技術(詳細は後述)
  • 参加費:20,475円
    ※トライアスロンは海の警護などがあるためマラソン大会などと比べて運営費用が上がる

沼津千本浜トライアスロンの魅力・利点

沼津千本浜トライアスロンの魅力を語っていきます!

特に沼津が大好きな方にはメリットがたくさんです!

沼津が誇る大自然を満喫しながら挑戦ができる

トライアスロンの魅力の一つとして「その土地の魅力を味わいながら挑戦ができる」ということがあります。

沼津千本浜トライアスロンでは

  • 駿河湾の海の中でのスイム(これが一番貴重な経験かも!)
    ※千本浜は「きれいな水浴場全国ベスト10」に入るほど海がとても綺麗、レース中に遠くにいるクラゲを見ることができた。
  • 富士山・千本松原・駿河湾が一望しながらのバイク
  • 千本松原の中でのラン

という、沼津が誇る大自然を満喫できます!

大好きな沼津が誇る大自然の中で自分の目指すものに挑戦できるという機会はとても貴重で、日常生活では味わえない幸福感や充実感を味わうことができます!

初心者でも参加しやすい

沼津千本浜トライアスロンが通常の大会より参加しやすい点を挙げます。

距離が短い

前述した通り、沼津千本浜トライアスロンはトライアスロンの中でも距離が短いSD(スイム:0.75km, バイク:22km, ラン:6km)で行われるため、初心者でも参加しやすいのが特徴です。

SDであれば初心者でも2時間前後で完走することができると思います(自分は1時間40分台でした)

ハーフマラソンと比べるとおそらく短い時間で完走できますし、3種目あるため筋肉の疲労度も分散でき難易度は低くなるはずです(自分は初ハーフマラソンは2時間30分くらいで、トライアスロンと比べて明らかにきつかったです(特に脚。めちゃくちゃ痛い))

トライアスロンと聞くと「他スポーツと比べてめちゃくちゃきついのでは?」と思うかもしれませんが、「沼津千本浜トライアスロンなら距離が短いのでそこまでではないよ」という認識を持ってもらえればと思います。

※もちろん心拍的には多少大変ではあります。ですが自分の能力以上のタイムを目指さなければキツさはコントロールできます。

制限時間が厳しくはない

トライアスロンでは一般的に各種目ごとの制限時間が定められており、沼津千本浜トライアスロンは下記の通りです

  • スイムフィニッシュ:スタートから30分以内
  • バイクフィニッシュ:スタートから1時間35分以内
  • ランフィニッシュ:スタートから2時間30分以内

初心者はおよそ1時間30分程度で完走できると言われる中で、制限時間が2時間30分は少しですが長めです(一般的には2時間程度らしい)

また、初心者が一番練習する必要があるスイムについても、30分と一般的な設定時間なのも助かる所です。
※「750mを30分」以内というのは「25mを1分」です。25mプールを1分以内と考えれば余裕は結構ある方だと思います(それでも泳ぐスキルが無かった自分はこの域に達するまでそれなりに練習しましたが…)

レース環境が良い(と思う)

筆者が沼津千本浜トライアスロンしか経験してないので正しい情報ではないかもしれませんが、沼津千本浜トライアスロンの下記点でコース環境が良い方だと思っております。

  • スイム:海が綺麗で視界がクリア。安心感がある(他場所では濁ってて全く水中が見えない所もあるらしい)
  • バイク:ひたすら平坦なサイクリングロード。走りやすい
  • ラン:千本松原内は日陰になるので暑さが和らぐ

スイムでの波の影響など。その他の細かい部分での比較まではレース経験がないのでなんとも言えませんが、少なくとも上記点は悪いレース環境ではないと思います。

(注)デメリットもあり

沼津千本浜トライアスロンのレース環境について、未経験者が初挑戦するのに対して大きなデメリットが一つあります。

それは、「暑い」ということです。

千本浜トライアスロンは8月上旬に開催されるため、とにかく暑いです…

体力的な負担が大きく、特に初心者は影響を大きく感じると思います。

※自分が参加した2023年はスタート時間8時頃で28℃、最高気温は32℃であり、熱中症に注意しながら参加するという中々にシビアな暑さでした…

沼津在住者や沼津の土地勘がある人にメリット有り

トライアスロンをする上でネックになるポイントの一つとして「遠征」があります。

トライアスロンは気温の問題などで朝早くから開催されることが多く(千本浜トライアスロンは受付6時〜、スタートは8時頃から)、会場への行き方も不慣れだと心配事も増えるかもしれませんが、沼津在住者であれば前泊の必要はなく当日行くことができ便利です。

在住者でなくても、会場の千本浜は沼津駅から距離が近く、駅周辺のホテル前泊でもそんなに困らないと思います(予約満杯になるのだけは注意)

当日車で来る人も、沼津によく来てる人であれば土地勘に詳しいので悩みは少ないと思います(駐車場は事前予約制で確保可能)

また、沼津在住者であれば、本番と同じような環境で事前練習もできるのも利点になります
※スイムについて、後述しますが千本浜は難易度高めで初心者にはおすすめはしませんが…
(最低でもライフセイバーがいる時期(7月中旬以降)推奨)
らららサンビーチは波が穏やかで足もつくので練習場所におすすめ(人が多いですが)

以上のように、沼津が好きな人、沼津に住んでる人、沼津によく来る人にとって沼津千本浜トライアスロンは初心者が参加するのに打って付けの大会だと思っています!

必要な道具・スキル

沼津千本浜トライアスロンに参加・完走するために必要な項目と説明をしていきます。
(別項目の体験談で具体例も記載しますのでそちらも参考にしてください)

「道具の費用・準備」「スイムの技術」が完走する上で最も大変な所かなと思っています(逆にそれ以外は大きな手間はかからないと思います)

道具

金額は安く入手する場合の一例で記載していますが、長く続けたい人はもっと良いものを購入した方が良いかと思います。

◾️スイム

  • ウェットスーツ(購入: 20000円、1週間レンタル:3750円)
    ※安全上の為大会規定で着用必須です
    ※サーフィン・ダイビング用ではなくトライアスロン用を購入する
    (前者が「保温・体の保護」メインに対して、トライアスロン用は「保温・浮力・動きやすさ」を重視している)
    ※ロングジョンとフルスーツの2種類ある。ざっくりした大きな違いは半袖か長袖か(ロングジョンが半袖)
    ※レンタルネットショップあり。空きがあるか要注意(自分は2週間前で予約一杯だったのでバタバタしました…詳細は後述)

    自分的には沼津千本浜トライアスロンの参加だけを考えるなら半袖のロングジョンをおすすめします!
    理由は
     ①肩周りがプールと同じように動く(ロングジョンだと抵抗がだいぶあり疲れます)
     ②夏開催なので半袖のロングジョンでも寒くない(むしろフルスーツはめちゃくちゃ暑い…)
    という点からです。
    自分はフルスーツでしたが肩がめっちゃ動きにくくなって体力使いまくる問題にぶち当たりました…
  • ゴーグル(1000円)と曇り止め(300円)
    ※ゴーグルはトライアスロン用(視界が広く見える)もあるが、一般的なプール用で問題ない
    ※曇り止めは必須です。曇って前が見えなくなったら危険
  • その他
    プールの練習で別途「水着」と「キャップ」が必要(レースではウェットスーツがあるので水着は不要、キャップは当日渡される指定のものを使用)
    水着:2500円 キャップ:800円

自分が購入したものを参考に貼っておきます。

厚みは3mmで浮力、保温など問題なかった(真夏なので保温機能はいらないが)
動きやすさは比較したことがないので不明。動けるが、肩筋は疲れる。沼津千本浜トライアスロンのみの参加なら半袖を推奨。

結構リーズナブルだと思う。何より発送してすぐ届いてくれたのが神すぎた。

多分リーズナブルな競泳水着。使用感も全く問題なし。ピチピチなのでガチな見た目を気にする人は微妙かも?

◾️バイク

※スペックや購入方法によって値段がマチマチになるのでおよその値段を記載してます。

  • ロードバイクor TTバイク (購入:90,000円)
    ※マウンテンバイク、クロスバイク、ミニベロ、ママチャリ、電動アシストなどは規定により不可です…
    ※中古やアウトレットを狙うとより安く済ませられるかも。新品で6万以下は「ルック車」と呼ばれ、進みが極端に悪かったり錆びやすかったりと注意が必要らしい
    (詳しくないので正確な情報ではないかも。ネット検索すると色々情報が取れるので調べて検討してみてください)
    ※身長によって適正フレームサイズが変わることや、サドルなどのポジションを最適に設定するなど知識が必要なため、初心者は多少割高でもお店で店員さんと相談の上購入・初期セッティングをしてもらうことを推奨します。
    ※レンタルは費用を抑えたい人は検討しても良いかも。
  • ヘルメット(8000円)
    着用必須です。自転車競技用のものを(工事用のものや、ストラップがゴム製のものは不可)
  • ボトル入れとボトル(1500円)
    ※ペットボトルは禁止。暑いのであった方が絶対安心。運営からはダブルボトルを推奨されているが自分は1ボトルで問題なかった(バイク22kmの距離分(1時間弱)あれば良い)
  • パンク修理セット(2500円)
    ※万が一パンクしたら自分で修理しないとダメです。簡単な知識取得と実際の練習はしておいた方がいい。パンクしたらレースを諦めると割り切るのも手か?
  • その他
    ※空気入れやフロントライト、テールライトは日常利用用にあった方が良い
    ※ビンディングシューズ(靴をペダルに固定でき、引き足でも漕げるようになる靴)はスピードupにオススメだが必須ではない
    ※バイク用手袋があると振動対策になり疲れが抑えられる
    ※サイクルコンピューター(時速や走行距離がわかるもの)もあると走行管理ができるので良い(スマホなど通信機器は持ち込み禁止です)

◾️ラン

  • ランニングシューズ(10,000円)
    クッション性の高い初心者向けが良いと思うが、6km走るだけなのでそこまで気にしなくても良い。
    詳しくないけどアシックスは日本人向けの足に対応してるから評判がいい。
    試着は強く推奨。自分の足の形に合うのを選ぶこと
  • その他
    ※キャップはランコースの千本松原が日陰なのでいらないと思う

◾️全体

  • ウェア(トライウェア:8,000円 , ユニクロとか:4,000円)
    ※大会規定では「①上半身裸で競技すると失格 ②前にファスナーがないウェアを推奨しますが、ファスナーがついている場合は、必ずファスナーを上端まで上げて競技する」とある
    (前ファスナーを開けて肌を出す人がいるとイメージが悪くなるから、とトライアスロン協会が設定したとのこと。チャックを下げなければOKと運用している大会が多いらしい)
    ※トライアスロン用ウェアというものはある。が、安く済ませたいならユニクロとかでも良い。
    自分は事前に持っていたバイク用サイクルジャージ・サイクルパンツを使った(前ファスナーのジャージだが上端まで上げて競技して問題はなかった)
  • ゼッケンベルト(1000円)
    ベルトにゼッケンをつける。安全ピンを使用しなくて良いのと、バイク時にゼッケンを後ろ・ラン時に前にするのに便利(申し込み時に購入可能)
  • 参加費:20,475円(必要な方はプラスで交通費・宿泊費)
  • 本人確認できる写真付き証明書(運転免許など)
  • その他
    ※サングラスはなくてもいいと思う。日陰のランではいらない。バイクの1時間弱のために利用するかどうか。
    ※ウェットスーツの摩擦対策に首周りや脇などにワセリンを塗ると良いとのことだったが、自分は問題なかった

費用目安を表でまとめました。

合計費用: 18.5万±α です(道具を持ってる人はマイナス、交通費・宿泊費はプラス要因)
※これにプラスでプール練習利用代、飲み物+補給食代が追加されます

費用に関しては最も参加ハードルが高くなる部分だと思ってます…

が、ロードバイクやランニングシューズなどは一度買ってしまえば数十年使用することも可能だし、実生活で利用すると便利になるものなので是非検討して欲しいです!

また、既にある程度の道具を持っている人はここまで費用はかかりません。自分はほとんど持っていたので4.5万円でした(内参加費2万、ウェットスーツ代2万なので、道具としてはほぼウェットスーツ代でした)

◾️(補足)あった方がいいもの

  • 補給食
    (運動時間としては初心者で2時間程度なので多くは必要ないか。スイム前に補給食を配るサービスもあったので、バイク時の1、2回分あればいいと思う)
  • ウェアラブルデバイス:記録や心拍数の把握のため、あると便利です。アップルウォッチおすすめ!

スキル

次に自分が完走に必要だと思ったスキルについて説明していきます。

◾️完走に向けて最初に目指す最低限スキル(これができればあとは数日の練習で完走可能):

  • スイム:50mを泳げる(息継ぎして泳げる)
  • バイク:チャリに乗れる
  • ラン:ランニングができる

チャリ、ランニングはできる人が多数だと思うので、スイムが問題になる方が多いと思います。

◾️レース前目標

  • スイム①:「750m」程度を約「30分(25mを1分)」以内でプールで泳げるになる
    ※最終的にはウェットスーツを着るので浮きやすくなりメリットがあるので目安で良い(一方でデメリットもあるのである程度プールで泳げる必要はある)
  • スイム②:ウェットスーツを着て海で泳ぎ、プールとの違いの確認と海での泳ぎスキルを学ぶ
    ※浮き方が変わりプールでの泳ぎ方と変わる(足への負担が下がり肩の負担が上がる)
    その他進行方向確認、息継ぎなどの練習をしておく
  • バイク:ロードバイクで「22km」を約「1時間(22km/h)」で走れる
    ※ギアチェンジもやっといた方がいい(簡単に習得可能)。ペダリングやブレーキも必要だけどやるだけなら多分初見でできます。
    ※ビンディングシューズを使う場合は一定の練習をした方がいい(足が固定されるので、慣れてないと転倒時に足が地面につけず危ない)
  • ラン:「6km」を約「50分(8.3分/km)」で走れる
    ※体力の問題だけで技術練習はいらない

※スイムの比重が高い。できない人はある程度の練習が必要。
バイク、ランは細かいスキルはいらないと思う。タイムを気にしなければ体力をそれほど必要ではない
(無理せず2時間運動できるくらいの体力があれば大丈夫)

※スイムーバイクーランの通しの練習は必要ないと思う。自分はやらなかった(ランの時しんどいが、しんどいものだと思って心の準備しておけば対応可能。もちろんやれるならやっておいた方が良い)
余裕があるならバイク→ランの通しはやっておくと良い。ランのしんどさが経験できる。

◾️その他メモ

  • 最低限の費用の余裕があり、少しでもやってみたい気持ちがあればまずはエントリーしましょう!細かいことはそれから考えればOKです!
    ポチってやる環境を作ることで人はどうすれば達成できるか真剣に考えるようになり、それで進捗してい来ます。
    一番心配だと思われるのはスイムですが、最悪当日の試泳後にキャンセルできます。リタイアしても足りないものが発見でき得るものはあります。やってみるのが一番大事!
  • 当日は、安全第一で無理をしない
    タイムが遅くても全く問題ないです!トラは完走者全員が勝者!
  • スイム・バイク・ランの他に各種目の切り替え「トランジション」と言うタイムに関わるものもある。
    事前に勉強しておこう。第四の種目とも呼ばれてるが、タイムを気にしないのならゆっくりやれば良いです。

経験談まとめ

以下、経験談です。上記より自分が苦労したこと、悩んだこと、やったことについて体系的ではないですが詳細に書いてますのにご参考までに。

参加申込み以前の自分の状態

基礎能力

  • アラフォーおっさん。子供の頃から体弱め(運動するとよく貧血?で倒れてた)
  • 運動歴はそれなり(中の中くらい?)。社会人時代は社畜で10数年運動できなかったものの、沼津移住してからの直近一年は筋トレを継続し運動習慣はある。半年前に初めてハーフマラソンを初完走してる。
  • やりたいことに飛びついて挑戦する能力はあり(ラブライブに教えてもらった)。一方計画性は低め

所有道具

下記の基本的な道具は所持しており費用面や道具を揃える手間という面での参加ハードルは低めでした。特にバイク関連を持っているのは楽でした。

  • バイク関連一式(ロードバイク、ヘルメット、ビンディングシューズなど)
  • ランニングシューズ
  • プール用のスイム道具(水着、ゴーグル、帽子)
  • ウェア
    ※トライウェアはないもののサイクルウェアがあったのでそれで代用。短パンのクッションが分厚めでランの時ちょっと気になるが、初心者でタイム気にしてないので全く問題なし

一方で持っていなかったのは下記で、後に購入しております。

  • ウェットスーツ(ネットショップで購入。 20,000円)
    (後に記載しますが入手でバタバタしました…。レンタルを考える方は早く予約することをおすすめします!店は沼津周辺だと多分ない(見つけられなかった)。結局通販で買いました部屋の荷物になります(来年もやるつもりだからいいのですが)
  • ゼッケンベルト(ネットショップで購入。1,000円。出場申し込み時に購入することも可能)

スキル

  • ラン:ハーフマラソンを半年前に経験(ペース:7.0分/km)
  • バイク:ロードバイク持ち。レース経験無し、街乗りがメイン。最長100km走ったことはある。能力は20km/h 程度で走れる。
  • スイム:ほとんど泳げない、最長で50m。一応クロールもどきと平泳もどきで息継ぎ可。

ランとバイクについてはレースの距離以上を目標ペースより早く走ったことがあるのでほぼ心配しておらず、本番前に数回レース距離を走っとけばいいだろうと言う感じでした。

ということで、最大の問題は「スイム」となり、これを大会までにひたすら練習しておりました

募集の情報を見て秒で申し込む 

もともと漠然とトライアスロンは経験してみたいなあという気持ちがあった中で、沼津でトライアスロンの大会が開催されるという情報を見て秒で申し込みました!

このブログでは完走のためにやることを色々書いていますが、沼津千本浜トライアスロンを完走にするにもっとも必要なことは「秒で申し込む」に尽きます。

これをやれば8割は完走したようなものです(極論)

というのも、極一部のスーパー超人を除く一般的人類は、やると決めないとズルズルいってやらないことが多いのでまず決めるのが大事なのです。

逆に予定を決めてしまえば後は達成に向かってやるようになります。

あと、参加費用が2万と結構するのもよりやらざるを得ない環境を作るのに向いていると思っております。

申込時のツイート

スイムの練習!

申し込みを終えて次に自分がやることは「750m」を「30分」で泳げるようになることでした

ということで5月中旬から練習を開始しました。

ちなみに練習場所は「ウェルピアながいずみ」でした。
※混んでるとヘタクソが遠泳する場所が確保しにくいのが難点でしたが、基本なんとかなりました。
沼津に市営プールあると近くて良かったのだが…無くなったんですよね…
後に調べてみたら沼津民は清水町、三島、伊豆の国、富士の市民プールで助成を受けられるらしいです。沼津駅周辺に住む人は清水町が1番近くて安そう

コミュ障ソロプレイヤーなのでスイムの知識を教えてもらえる知人はおらず、基本Youtubeで学ぶ→プールで実践→課題をまたYoutubeで学ぶ→プールで実践を繰り返しました(効率はとても悪いです。でも自分のペースでやれたり発見できたりする楽しさもあります☺️)

最初は全力で泳いで150m(クロール100m、平泳ぎ50m)でした…

「体力すぐ無くなってやばい…人は水中で動くようにできてないだろ…」という感想が残ってました。

その後の練習記録を参考までに表にまとめました。

約3ヶ月間・計10回・総練習時間12時間+海練2回でした。

「750m」を「30分以内」は練習4回目で達成できましたが、めちゃくちゃギリギリかつ沈みながらも無理やり泳いでいたので、その後もちゃんとした泳ぎ方を練習し最終的には体力の余力を残した状態で25分くらいで泳げるようになりました。

ただ、プールで目標を達成できたとしても、ウェットスーツを着て海で泳ぐと泳ぐスキルが変わるため、プールで泳げるだけでは参考にしかならないです(もちろんプールで早く泳げた方が絶対にいいですが)

海(+ウェットスーツ着用)で泳ぐことによるメリット・デメリットは下記の通りです。

  • 利点:浮くので、早く進めるし、体力も温存できる
  • 欠点:
    肩が動かしづらいので肩から疲労する。
    まっすぐ進めないので距離が増える。
    前方確認、波の影響、周りに人がたくさんなど、慣れていないと肉体的にも精神的にも体力を使う
    (特に焦るのがよくない!海でウェットスーツ着ての練習は強く推奨します)

ウェットスーツの準備でゴタゴタ

大会も近くなってきた1ヶ月前位の時にウェットスーツの購入と練習について本格的に動き始めましたが、下記ゴタゴタがありバタバタしました(自業自得なのですが…)

沼津民の皆様には早めのウェットスーツ入手方法の確定をおすすめしておきます…

沼津で売ってない!

ウェットスーツを着たことが無く知見もないこともあり、お店で試着して店員さんの意見も聞いて購入したいと思っていたので、始めはネットでのレンタルや購入ではなく店を探していました。

そして自分なりに店を回ったりネットで検索したりした結果、沼津で売ってる店を見つけることができませんでした!
(ららぽーと内スポーツゼビオ:×、学園通り沿いスポーツデポ:×、清水町大型スポーツ店スポーピアシラトリ黄瀬川店:×?(多分サーフィン用しかなかった(店員に確認してないので詳細不明))
※探せてないだけかもしれません。マリンスポーツ系の店に売ってたりするのかなあ?

レンタル予約、満杯…

沼津周辺で店を見つけられず、売ってそうな地域に行くのも手間だったで、「レンタルで済ましちゃえ」と大会2週間前に予約しようと思ったら、なんと空きがありませんでした😇

簡単に借りれるものだろうと思っていたのでめちゃ焦りました💦

慌ててレンタルを諦め購入することとし、ネットですぐ届くやつを探し大会2週間前に何とか手にいれることができました…
(8/6大会に対し7/25購入-7/26着。そして7/28と8/1に海での練習…ほんとドタバタしました💦何とか手に入ってよかった…)

着るのがめちゃ大変!

ウェットスーツ、元々ギチギチなのにさらに季節がら汗をかいてその汗が引っかかって着るのがめちゃくちゃ大変です!

初めて着る方は海の前に自宅で着る練習をしておくことをおすすめします。

コツとしてはゴミ袋などのナイロン袋を手足に被せて滑りやすい状態にすると良いです。

あとスーツの素材は爪で引っ掻くと破れてしまいやすいので、爪を切る・爪を立てないとと主に、ナイロン手袋を着用すると作業しやすくなります。

1回着ておくだけ次回からはスムーズに着れるようになると思います。

死がよぎった千本浜での初泳ぎ練習…

なんとかウェットスーツ購入もできプールでも泳げるようになったので、あとは海で1回感覚を確かめればOKだろうと軽く見積もりながら1週間前に千本浜海水浴場で練習しましたが…

海とプールは環境が全然違う! 

とにかく恐い!!😱

海の奥へと引きずりこむ波…
息継ぎのタイミングで高い波がきて息ができない…
まっすぐ進めないし、そもそも波に流されて進まない…
遊泳エリアの浅瀬側は波の攪拌で水中が見えない…
プールと違い足がつかない環境。しかも千本浜はすぐに深くなる…
ウェットスーツの締め付けで肩がすぐに疲れるし、更に慣れない環境と恐怖心で心拍数上がって疲れる…
砂利で足が痛い…

などと、とにかくてんやわんやでした…

地元の人から「千本浜は危ないから泳がない方がいい」と聞いたことはありますが、身を持って体験しました…

ソロ練ということもあり、「流されたら誰にも気づかれずに死ぬな…」と脳裏によぎりました…。なかなか日常生活ではできない体験…勉強になる…

一人監視員はいたのですが100m程度の範囲を一人で見てる状況で、流されてもすぐ対応するのは難しいだろうということで、千本浜での泳ぎの練習は諦めました…

※ここまで千本浜の危険な所を自分の誇張で書いておりますが、その日の波の強さで難易度の違いはありますし、泳ぐスキルが高い人は問題なく泳ぐ人もいるとのことなので参考程度にしてください。
また、トライアスロン大会当日はボートに乗った監視員が近くにたくさんおり、トラブルがあっても問題なく対応してくれる準備がされているので安心です。

自分はこの恐怖体験を教訓にレンタル可能だった緊急浮き輪を保険用に借りて大会に参加しました(終わってみれば使用する機会はなりませんでしたが)

スイムのまとめ

以上の経験より、泳げない方が千本浜トライアスロンに挑むためにやるべきことをまとめました

①750m・30分以内(25mを1分)を目標にプールで泳げるようになる
※実際は500mくらい泳げればいいと思う(ウェットスーツで泳ぎが変わるため)

  • 息継ぎができるようになる(これができて体力さえあれば理論的には遅くても永遠に泳げる)
  • 浮く体勢を学び効率的に泳げるように修正していく
    (力を抜く。手から脚までまっすぐ伸ばす。息継ぎ時に顔を出しすぎない)

②ウェットスーツを着て海で泳ぐ。下記点の技術を習得・確認しておく

  • 体力消耗度の違い(肩が疲れる。慣れてないと恐怖心で余計な体力消費)
  • 前を確認する泳ぎ(ヘッドアップ法などあるが、初心者はなんでもOK。一旦平泳を入れて確認しても良い。自分はクロールで手を伸ばしてる時に水面から軽く頭を上げて目を出して確認していた)
  • 余裕を持った呼吸(2描きに1回の息継ぎを推奨)
  • 浮きやすくなる利点や活かし方の確認(足は少ないビートで良い。手で進む意識を強くする)

バイク、ランの練習は控えめ

スイムについては細かく解説してきましたが、バイク・ランについては特に言及はありません。

指標としてはレース前までにそれぞれの種目の指定距離(ラン6km、バイク22km)を指定タイム内に走れる状態であればOKです。

  • ラン:6kmを7分/km(42分)のペース。※もっと遅くてもOK
  • バイク:22kmを22km/h (1時間)

そしてこれはそこまで難易度の高いことではなく、練習無しでもできる方は結構いるのではないかと思います。

とは言え練習無しでぶっつけ本番だと不慣れによる体力消費が大きくなるので、本番前に数回やっておくことはオススメします(自分は日常生活のチャリ移動や早歩き移動を主として、本番前にランのみ6km走をやっておきました)

練習の際は本番と似た条件(朝早く、暑い気候の時)でやっておくとより良いです。

あと、それぞれの種目で自分の能力(タイム)は把握しておいた方がプランを立てやすく本番で焦らなくなるのでその確認はしておいた方がベターです。

その上で本番では10割の全力で走らず、常に7〜8割で対応しておくのをオススメします(体力が切れるとタイムが著しく低下するし、本番では通しで走る影響や朝早い影響、緊張などでより練習より負荷がかかるため)

レース当日

色々トラブルがありながらも計画を立てて準備もできていた方だとは思いますが、本番では細々したトラブルがあったり本番ならではの気づきもあったので、箇条書きで共有したいと思います。

◾️レース前

  • バイク置き場が番号順になっていなかった運営のミスがあり、場所が分からずバタバタした(余裕を持って会場入りしておくのは重要)

◾️スイム

  • スイムのレース前試走でブイを回り切れた時の安心感がすごかった😌
    (泳ぎに不安のある人はレース前スイム試走を有効活用すると技術的にも精神的にも安心する。最悪技術が足りないと思ったらここでスイムのリタイアを決めると良い)
  • 熱中症にビビりすぎて水がぶ飲み、結果スイムとバイク初期でお腹タプタプ…
    (一方で水分不足もリスクはあり。合計運動時間は2時間程度であることを踏まえた上で過不足がない程度で補給すればよかった)
  • スイム時、計画通りに泳いでたのに、あまりに遅く無様な泳ぎ方からなのかレスキューの方から「大丈夫ですか!?リタイアしますか?」と声をかけられる(溺れているように見えたのかw)
    声をかけられて動揺した結果泳ぎを変えて本当に溺れそうになる始末…
  • スイム完走時の安心感。「ああ、これで完走できる🥹」と心底思った(スイムは制限時間内に泳ぎ切れるか本当に心配だった。ちなみにスイムのタイムは多分ビリですw)
  • 風の影響(風向きと強さ)のため当初の予定とコースが変更されていたのは知っていたが、結果距離が短くなっていたのには気づいていなかった(スイム530m+ビーチラン160mに短縮されていた)

◾️トランジション、バイク

  • トランジションを完全に舐めプして時間をゆっくり使ってた。普通1分くらいで終わらせるらしいが5分近く使ってたので次回タイムを縮める場合の最重要改善点(でも完走だけが目的ならここでゆったりすると楽しい) 
  • バイク時、風の影響を全く考えずに追い風の時に「いつもよりペースいいな」と思ってたら、向かい風時に痛い目にあう(練習不足が出た所。でも大きな問題ではなかった)

◾️ラン

  • ラン時、水をぶっかけてもらえるサービスを活用したが、体が冷却されるだけでめちゃ体力回復することを経験

◾️レース後

  • 無事完走!完走時の達成感がすごかった‼️(これがあまりにもよかったので皆様にも体験してほしいとゲキ推ししております)
  • 完走後の熱疲労と筋疲労と心臓疲労がいい感じ😇
  • 景品のキンメダイ煮付けを取りに行き忘れた…😅家が近かったので、ひと段落した後に取りにに行きました

終わりに

今回は自分の体験談を踏まえて、皆様に沼津千本浜トライアスロンについての紹介と参加へのゲキ推しをしました。

ブログを読んでほんのちょっとだけでも興味を持ってくれたのなら嬉しいです☺️

皆様が後やることは下記だけです!

  • 申し込みが開始したら秒でポチる(4月後半) ※これができれば8割は完走したようなものです!
  • 道具を揃える
  • 最低レベルの技術の練習をする(特にスイム)
  • 大会に出て完走する

皆さまの大好きな沼津で、かけがえのない体験ができると自信を持って勧められます!

なにかご質問があれば、初心者レベルのことなら答えられるのでお気軽にどうぞ☺️

皆さまの沼津での挑戦を応援しております!

自分は次回はODに挑戦していきます!(沼津でもODやって欲しい〜💦)

最後まで読んでいただきありがとうございました☺️

ではまた!

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